建築アトリエ海のブログ

義妹からその夫方の親の家の風呂場、トイレを何とかしてほしいと相談が
あった。



見に行ったら築50年の家で、家とは別に外にトイレ・風呂場があった。

98歳のお父さんが風呂場に行くのに台所から50センチの2段を下りるのが
大変だということだった。


高齢の人にこの段差はきついし、せっかく風呂入っても一旦外に出るから
寒い日は湯冷めして大変だなと思った。

それに万が一この段差で転んだら、高齢者の人には命取りにもなりかねない。


風呂場との距離もあるし、段差を解消するのは厳しいなと思い家の中を
見せてもらうと、台所の側の四畳半の部屋が使ってないと言う。



それだと思い、その部屋に浴室・トイレ・洗面室を作ることを提案した。

これなら段差もないし寒い思いをしなくて済む。


その案を喜んでくれてＯＫをもらい、もう一つ見てほしいと言われ
その奥の部屋を見たら、何と床が暴れているではないか！！





写真でわかりますか？






床板4枚が10センチぐらい完全に浮き上がっています。


これはナラ材かタモ材みたいで湿気を吸ったら暴れる（変形する）と分かって
いるので自分は使いません。


この状態が10年前かららしい。

この状態でどうしてたの？と聞いたらまたいで歩いてたと言う。


こんな不便な生活してたと言うのに驚いて、浴室工事のついでに床を
チークに張り替えましょうということになった。




話が長くなりましたが、今浴室などの図面を描いてるところです。

1月後半から工事を始めます。




どうなるか、楽しみにしててくださいね。