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2022年11月04日

システムキッチンの完成

システムキッチンの製作が始まりました。

システムキッチンは既製品と違って現場で制作していきます。

長さも高さもミリ単位で注文できるんですよ。












いつもフラットに仕上げてるんだけど、今回は施主の方が目隠しを
付けたいと希望したのでカウンターを乗せました。

これで洗剤を置いても反対側から見えないではありますが、やはり
窮屈感は否めないですね。

私はフラットの方が解放感があっていいと思うのですが施主が
喜んでるから良しとしましょう。


完成したらアップしましょうね。

  

Posted by 建築アトリエ海 at 12:31Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2022年11月03日

やがて完成

住宅の現場。








日々進んでいくので現場に行くのが楽しみです。









やがて完成です。  

Posted by 建築アトリエ海 at 13:39Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年10月24日

子どもは狭い所が好き




子どもは狭い所が好きですよね。



何かで囲まれた空間にいると落ち着くようです。


うちの孫たちも我が家に来たときに時々籠とかに入ったりして隠れて
遊んでいます。










私が小さい頃、家の庭に大きい木があって(子供だったので大きく見え
た)、その木の上に板きれで囲いを作り隠れ家にして遊んでいました。


それがわくわくしてとても楽しかった。



そのわくわくした気持ちを今の子供たちに体験してほしくて
住宅を設計する時、施主に話して子ども室に隠れ場を作ったりしたものです。


完成したら施主の子供はとても喜んでいました。


学校で評判になりクラス中の子供が遊びに来て、みんなで上に上って
大はしゃぎで遊んでたそうですよ。


写真はその時のものですが、写ってる3人は私の子供です。








完成した家に遊びに連れてった時のスナップです。



それを見るや否や喜んでハシゴを上って上で遊んでました。

上の子から8歳、3歳、1歳です。


残念ながら1歳の子はまだ上れませんでしたが・・・・。





子どものうちはこんなわくわくする体験をたくさんした方がいいと思います。

  

Posted by 建築アトリエ海 at 16:06Comments(0)建築に対する私の考え住宅とは

2020年09月25日

昼と夜の顔

我が家の昼と夜の顔です。












それぞれ趣があっていいと思いますがどうでしょうか?  

Posted by 建築アトリエ海 at 17:55Comments(0)私の住宅建築に対する私の考え

2020年07月31日

いい大工の仕事 玄関の収納

いい大工の仕事の続きです。



宜野湾市のW氏共同住宅。

2階施主の住宅の玄関の収納の紹介。


今回、靴箱だけでなく他の収納も並べて造りました。





靴箱以外は靴箱より奥行を深く取っています。




住宅は収納はできるだけ多く造るようにしています。

そしてここが大事なんですが既製品の収納より大工が造る収納の方が
頑丈で長持ちします。


施主の要望で既製品の収納を入れたことありますが、どうも薄っぺらで
安っぽさが気になります。

素人は分からないかもしれませんが私たちプロが見たらすぐ分かります。



写真で見てください。



























いい大工はしっかりと頑丈に造ります。

出来栄えもとてもきれいですよ。



扉に付けるスライド丁番も100度開きではなくて120度開きです。


この違いは大きいですよ。



最近、予算の関係でなのか住宅でもアパートに入れるような既製品の
収納を使う設計事務所が増えています。
それどころか仕上げ自体もアパートと一緒(壁・天井も石膏ボードに
クロス、床も既製品)というのが増えています。



既製品は見た目は安っぽいし仕上げも早い。
大工の手作りより三分の一ぐらいの時間で仕上がります。
人件費がかからない分、安く済むのです。


確かに予算は安くなりますがそれでいいんでしょうか?
家は一生住む処です。
私は住宅は既製品を使いません。
できるだけ図面を細かく描いて大工に造らせます。
特に収納は大工の腕がはっきりします。
いい大工が造ったものはきれいで、下手な大工が造ったものは気持ち悪い
です。
これはほんとのことですよ。
素人が見たら区別はつかないと思いますが私たちが見たら全然違います。
そのぐらい大工の腕は重要なのです。

私はいい大工としっかりとした家を造っていきたい。


  

Posted by 建築アトリエ海 at 19:19Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年07月23日

浴室もリゾート気分で

宜野湾市のW氏共同住宅、施主の住宅の浴室の紹介です。


今回は浴槽なしの浴室にしました。






個人的には沖縄では浴槽はいらないんじゃないかと思います。

我が家も浴槽ありますが、ほとんど使いません。

シャワーで十分です。



ほとんど使わないものに場所を取られるのももったいないと
思ったりします。



最近、建築費が高騰しています。

当然家の面積も小さくなっていきます。

10年前まで40坪造ってた家も今は30坪程度に小さくなってきています。


以前より小さく造る家を広く感じるように造るのも建築士の技量だと
思うのですが苦労をしています。


その意味でも浴室に浴槽を入れなかった分、浴室が広くなりました。
(面積は少し小さくしたんですよ)


タイルは大きめのを使います。

スッキリ見えるのと目地が少ない分掃除が楽です。



解放感を出すために窓を大きくとりました。

外から丸見えですって?



大丈夫です。外の手すりの内側にアルミフレームを立て、カスミガラスを
入れ、外から見えないようにします。

その間に植栽の鉢物を置いたらちょっとした落ち着きの空間になるでしょう。


植栽を眺めながら風呂を入るのは気持ちがいいもんです。




狭い敷地でもリゾート気分で風呂にはいってほしいと思います。  

Posted by 建築アトリエ海 at 11:10Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年07月08日

いい大工の仕事Ⅱ

いい大工の仕事を紹介します。


この前引き渡ししたW氏共同住宅の施主の住宅のリビングです。


天井の下地を組んでからシナベニヤを目透かしで貼っていきます。








次に琉球ガラスに枠を入れます。




それからシナベニヤで壁を貼っていきます。





目透かしの幅は2.7ミリ。


壁と天井の目地の位置を合わせてますけど、写真で分かりますか?





壁と天井のメジが合わないとスッキリしません(私は気持ち悪いと言います)。


これ実は大変なんですよ。

壁と天井の目地を合わすためにどうやって割り付けしていくのか、現場で
私と大工で決めていくのです。


だから内部工事に入ったら頻繁に現場に足を運びます。

スッキリ見せるために苦労があるわけです。



作り付けのテレビ台をセットします。








最後に塗装して仕上がりです。







コンクリートの梁もシナベニヤも一色に仕上げるので大工の苦労の後は
見えなくなります。


でもこのようにスッキリ見せるために大工の腕が必要なのです。


下手な大工に当たったらこんな風には仕上がりません。  

Posted by 建築アトリエ海 at 19:32Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年07月07日

無事引き渡しました

宜野湾市上原のW氏共同住宅(1階駐車場、2階は住宅、3階は2世帯の
アパート)。


私の完了検査が終わり、無事施主へ引き渡しを行いました。



私の検査、厳しいですよ~、私が納得しない箇所は全て手直しです。

でも施工業者も電気・水道屋も長い付き合いなので私の厳しさに慣れて
手直しもあまりありませんでした。

とても優秀です。



終わった記念にみんなで写真をパチリ!!







安谷屋さん(建築屋)は「えっ、写真撮るの?汗臭いよ」と言ってましたが
大丈夫、匂いは写りませんとみんなで笑いました。


まあまあいい写真でしょ?



みんなの顔に一つの仕事をやり遂げた充実感が漂ってますね。


右から設備屋の喜屋武さん、建築の安谷屋さん、私、電気の福元さん、
アルミ工事の城間さんです。


長い間、お疲れ様でした。

今回はコロナウィルスでいろいろ大変でしたね。

引き渡しも少しおくれました。


みなさんの頑張りでいい建物ができました。



施主にこの写真を見せたら
「かっこいい、アルマゲドンみたい」
って笑ってました。

アルマゲドン?

あの地球を救うため別の惑星を爆破しに行く映画?



いや~、そんなにカッコよくないよ!!  

Posted by 建築アトリエ海 at 13:35Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月30日

いい大工の仕事

大工の仕事を紹介します。



私は内部工事の仕上がった状態より大工が下地を造ってる時を
見るのが好きです。


その時は大工の腕が分かります。


いい大工は下地をしっかり組むし、通りも真っすぐでゆがみが見られません。

見ていて気持ちいいのです。


杉板で作られた下地のゴチャゴチャした状態を見るとわくわくしてくるのです。




写真は大工が下地を作ってる時と完成の様子です。

スッキリした空間になってると思います。









完成したら大工の苦労は素人にはわかりません。

もちろん私はわかります。

大工の腕もピンからキリまであるのですよ。

私はいい腕の大工しか使いません。




大工がいかにしてこの完成した状態に作るのに苦労しているのが
わかるから自分の仕事はやめられない。  

Posted by 建築アトリエ海 at 13:22Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月26日

外観が現れる

足場解体して外観が見えてきました。


1階が車庫、2階はオーナーの住居、3階は2世帯のアパートです。






テスリを付けて完成です。






敷地が狭く工事が大変でした。  

Posted by 建築アトリエ海 at 14:50Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月20日

台所の収納の詳細

台所の収納について説明します。




私は台所は収納を多く作ります。


収納が少ないといろんなものが表に出て氾濫します。

つまり散らかって見えるのです。



家はなるべく散らからないようにスッキリと暮らしたい。


写真をみてください。

システムキッチンの背面にも収納を一体化して作りました。


















作り付けの食器棚と合わせてこれだけ収納があれば何とか収まるんじゃないでしょうか?  

Posted by 建築アトリエ海 at 17:15Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月18日

システムキッチン取り付け

システムキッチンが設置されました~。



やっと台所の全体像が見えてきました。













スッキリしていいと思いますがどうでしょうか?  

Posted by 建築アトリエ海 at 16:16Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月17日

食器棚のハンドルの続き

食器棚のハンドルの続きです。


食器棚などハンドルの取り付け位置は私が現場で指定します。

普通、建築士はそこまでタッチしないで業者まかせが多いみたいです。



業者は適当に付ける人がほとんどなので任せられません。

施主が使うときに最適な位置に付けたいのです。


何十年と扉を開け閉めするわけだからストレスなく操作できる位置に
付けたい。

そういう思いから現場で立ち合いして決めています。






  

Posted by 建築アトリエ海 at 17:29Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月16日

食器棚のハンドル


家を設計する時、ドアや扉に使う取っ手やハンドルは全て指定します。

デザインがシンプルで使いやすく且つ長持ちするのを使いたいからです。


今回は食器棚のハンドル。

18-8ステンの鏡面仕上げです。






ステンで作られているので錆もなく何十年経っても変わりません。


30年前に造った家でも使いましたが、全くそのままの状態で使っています。

値段は少し高いですが何十年も交換しなくていいことを考えたら高くはありません。

指定しなかったら大工が近くの金物屋で適当に安いものを買って付けるので
後で変色したり錆びたりします。




家は長いスパンで生活するのでそれに応じたものを使いたいです。  

Posted by 建築アトリエ海 at 17:19Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月11日

色を変える

私はクロスは好きじゃないので住宅の内部の壁にはクロスを貼りません。


しかしアパートはクロスを貼ります。

何故かというとアパートは何年かごとに住む人が代わります。

前に住んでた人が汚した壁のままで次に住む人は嫌なはずなので
張り替えします。

アパートは壁の張替えが多いのでクロスが使いやすい材料になるからです。



普通、アパートのクロスは白っぽいの一色で仕上げてますよね。

今回ポイントとして一部色を変えました。












住む人にとってもアクセントとしていいんじゃないかと思います。



いかがでしょうか。  

Posted by 建築アトリエ海 at 11:35Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年06月10日

アパートの流し台について

宜野湾市のW氏共同住宅の現場に流し台の取り付けとベランダの
手すりを設置していると連絡が入ったので立ち合いに行った。



現場に着いてしばらくしたら空が急に暗くなってきて突然の土砂降り~!!

いや~、あぶなかったな~。


流し台は無事取り付け完了!!

長さは2.3メートルです。





ガス台の側と流しの前の立ち上がりにキッチンパネルを貼ったので
掃除もしやすいので住む人が助かるだろう。





アパートも住む人のことを考えて造りたいと思う。



急に暗くなってきて大雨が降った。


  

Posted by 建築アトリエ海 at 18:50Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年05月15日

クロス仕上げはやらない

崖に建つ家。


内部工事の進行の様子です。

私はビニールクロス仕上げは嫌いです。

私の設計ではクロス仕上げをしません。

なぜかというとクロスは糊で張ります。

何年かするとクロスのつなぎ目が空気で変色してきます。

そしてだんだんクロス(壁・天井)全体が黄ばんで変色してきて
見苦しくなるからです。

見苦しくてもそのまま暮らすか張り替えるか。


20年ぐらいしてから壁・天井のクロスを張り替えるのは大変な工事です。

金もかかります。

後で施主が苦労するのを見たくありません。



それとクロスの下地の石膏ボードも好きではありません。

石膏ボードは柔らかいので押しピンもビスも効きません。

ビニールクロス仕上げはアパート・マンション・建売に使われるのが定番
だったのだが、最近は一戸建ての注文住宅もクロスが多くなってきている。

これは安いのと工事が早いからという理由からだろう。

私は石膏ボードにクロスは安っぽいし、まるでオモチャみたいで嫌なのです。

もう30年前から使っていません。



ところが今回、施主がどうしてもクロスで仕上げたいと言うのです。

ガラス工事会社をしていて建築現場に関わっていてクロスをよく見ている
からそれでやりたいと。

床も内部ドアなども全て既製品でやりたいと。

私がどんなに説得しても自分の考えでやりたいの一点張りです。



施主がそれでやりたいと言うので30年ぶりにクロス仕上げをやりました。

ドア等も食器棚も全て既製品でやりました。



その様子です。

内部工事はとても早かったです。

一か月半ぐらいで終わりました。






















次は他の部屋を紹介しますね。  

Posted by 建築アトリエ海 at 17:49Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年03月26日

床板の大事なこと


宜野湾市上原のW氏共同住宅

2階の施主の住宅の床貼りが始まりました。

床材はチークです。



建築のプロとして大事なことをお話します。


アルミサッシの履き出しの下の部分。

アルミアングルがありますが、床と同面にするため床板をアングル分
削ってからアングルに差し込んで貼ります。






床とアルミサッシに段差があったらこんな気持ち悪いことはありません。

庭やベランダに出るときに足に引っかかりができますからね。



もう一つ大事なこと。


アルミアングルに床板を差し込む時、4ミリ程度の隙間を空けます。

写真は4ミリのシナベニヤを挟んでいます。





そして床板は5枚(今回は)ごとに1ミリの隙間を空けます。

写真に1ミリ厚のワッシャーがありますね、これを5枚ごとに挟むのです。






なぜこんなことをするかと言うと、床板(今回はチーク)は乾燥材ではあります
が湿気などで多少伸びたり収縮したりするのです。


伸びるのが怖いもので床をぎちぎちに隙間なく貼ったら伸びた時にアルミ
サッシを押して戸が開け閉めできないぐらい曲がったりします。


また床が伸びきれなくて盛り上がったりもします。

下の写真はよその家で見た、床が盛り上がった例です。

これは床の張り替えをやりました。









チークは変形が一番少ない床材なのですが、念には念を入れるのです。


もちろんこのことも私と大工が現場で打ち合わせをしながら決めていくのです。

季節によって乾燥してる時と湿気が多い時期がありますからね。



履き出し部分に根太を2倍入れてますね。





これは人が出入りする部分は多く踏むので補強してあるのです。




参考になりましたか?
  

Posted by 建築アトリエ海 at 14:46Comments(2)住宅の手法建築に対する私の考え

2020年01月28日

鉄筋の量がすごい


崖に建つ家


基礎の配筋が完了したと連絡があったので、配筋検査をしました。

建物で6メートルの擁壁を兼ねるので地中梁も大きいし鉄筋の量がすごい多い。







検査はOKだったので生コン打設しました。

生コンの品質受け入れ検査もしっかりやりました。

生コンは検査をやることが重要ですよ。

理由は次回に説明しましょうね。













6メートルの山留め鉄板が少し恐怖を感じる今日この頃です。(笑)

早く上まで上げたい。
  

Posted by 建築アトリエ海 at 18:06Comments(0)建築に対する私の考え宜野湾市 O邸

2020年01月18日

崖の家


崖の家、基礎工事。



崖をH鋼と鉄板で土留めしてベース(フーチン)の穴を掘っていきます。




建物で擁壁も兼ねるのでベースが大きいです。

同じ規模の平屋の場合の2倍くらい大きい。

鉄筋も恐ろしいくらい多く入ります。





6メートルの土圧を受けるわけですからね。

でもこの方法が擁壁と家を別々に造るより安くなります。


コンクリート打設でベース一つに生コン2台分入りました。




すごいボリュウムです。


現場監督がビルの基礎みたいですねと笑ってました。




上から見るとこわいです。  

Posted by 建築アトリエ海 at 18:23Comments(0)住宅の手法建築に対する私の考え