建築アトリエ海のブログ

みなさん、家についてどのような考えですか？




シャープでかっこいい家がいい

東京ナイズ化されたしゃれた家がいい

あまりこだわりはない

住めればいい

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いろいろな考えがあると思います。




私の考えは少しちがいます。


私は家はふるさとだと思います。

生活の原点が家なのです。

帰ってくると安心するのが家です。



子どもは小さい頃に暮らした家をずっと覚えています。
絶対忘れません！！

子どもの時に暮らした家がその人の原風景になるのです。

家はふるさとなのです。


家を造るとその家が子どもに影響を与えるのです。


私も子どもの頃に過ごした実家を鮮明に覚えています。

小さかったですが、家族が仲良く暮らした空間は忘れません。

ただ、昔ながらの木造瓦の家で間取りも他の家とほとんど似てました。



だから自分が建築士になったら、空間が豊かな家を造ろうと考えていました。

家にいるとホッとする。
仕事が終ったら早く帰りたいと思う家。
家族が団らんできる空間。
子どもにとっては楽しい家。
隠れるところがあってわくわくする。


明るくて風が通る家。
夏涼しくて、冬暖かい家。
家族がゆっくりくつろげるリビング。
料理を作るのに必要な広さと必要な収納がある台所。
家族が料理に参加できる台所。
できたら吹き抜けをつくって子ども室にも目が届くのがいい。


一番大事なことは、空間が豊かで家族がゆっくりくつろげる家です。


そしてここは沖縄であって東京ではないこと。
沖縄はすばらしいところなので、沖縄の良さを出すこと。
沖縄の歴史、文化、気候を考慮した家をつくること。
だから東京の物まねはしない。



そんなことを考えて設計の仕事をしています。






写真は私の家のリビングです。







この空間にいるととてもいい気持ちです。

必然と家族も集まってきます。






ふるさとになるような、心が安らぐ家を造りたいと考えています。