建築アトリエ海のブログ

沖縄タイムス　住宅新聞から私の作品を掲載したいと電話があり、
昨日私の事務所で担当の記者と打ち合わせがありました。

今回新聞に載せるのは　Ｎ邸



どういうコンセプトで設計したかとか、いろいろと話をしました。

何回も新聞に載せていますが、だいたい同じような話になります。
建築に対する考え方は一緒なので、そんなに毎回違うわけではありま
せん。

住宅はその家族にとって、

　　　　　帰る場所であること

　　　　心休まる所であること

　　　　ほんとにくつろげる場所であること

　　　　そこにいて疲れると感じないこと

　　　　親子のふれあい、絆ができる場所であること

　　　　親にとっては生涯を過ごす場所、また子どもにとっては原風景を
　　　　つくる場所　　　

　　　　子どもにとって楽しい空間でありたい

という場所でありたいという考えが私の基本にあります。

施主と話し合いを重ねて、どういう原風景を持っているのか、そしてこれ
からどういう暮らし方をしたいかを読み取って、自分の建築論を駆使して
施主のこれからの住まい・空間を形にしていく訳です。

それはもちろん沖縄の風土や歴史も考慮します。
敷地の場所性、環境も読みます。
そしてここは沖縄です。　　それは意識したいと思っています。


それから、だいたい住宅は大人の考えで造られるが、それだけではなくて
子どもにとってその住宅はどう感じるのかということも考慮していきます。
子どもにとって退屈な空間はダメだと思います。


明日、実際Ｎ邸に行って記者やカメラマンの取材が行われます。

新聞に掲載されるのは、6月の始めごろになると思います。

これからそれまではＮ邸についても少しづつ紹介していきたいと思って
います。