建築アトリエ海のブログ

  

さて、長男の結婚式も済んだので今度は仕事の話です。




私は収納は全て造りつけでやります。

というより住宅は収納も一体でデザインするべきだと思います。

その方が自然に見えるし必要な場所にすっきりと納めたいからです。

よく建て売り住宅などを見ると収納があまりなくて、後で家主が食器棚や
靴箱を買ってきて置いたりしてるのを見たりしますが、隙間が多いし色や
デザインも合わないなというのが結構あります。

まあ、収納は造れば造るほど予算が高くなるのでその辺はしょうがないの
かなとも思ったりします。





宜野湾市のＵ邸の玄関の靴箱です。


玄関の広さに余裕があればカウンターだけの靴箱にしますが、小さめだと靴の
量を確保するために天井いっぱいまで造ったりします。

全てを天井まで造ると空間が狭く感じるので、その辺は圧迫感がないように
考えます。

今回は半分ずつにしました。























現場で造っていく感じが好きです。

仕上がりが大事なので大工の腕を重視します。

腕のいい大工しか使いません。
  

25日、長男の結婚・披露宴でした。















一人一人と巣立って行きます。  

宜野湾市のＵ邸の内部工事です.。



床を貼ったら傷をつけないようにするため、すぐに3ミリベニヤで保護します。





寝室にタンスを80センチの幅で二つ造る予定でしたが、工事中に
「服がそんなにないから一つにしたい」と施主の方から要望があった。


80センチの幅のタンス一つではいくらなんでも足りないんじゃないかと思い、
120センチの幅にしましょうと提案した。

その場合引き出しの幅が120センチでは長すぎて引けないだろうからと、
80センチと40センチに分けて造りましょうねと話したら、ちょうどこのぐらいの
小さい引き出しが欲しかったと喜んでくれた。

いろいろと提案してみるものです。













考えの引き出しは多い方がいいですね。  

私は毎週日曜日に孫が来るのが楽しみです。



最近は庭に出てタンポポの種（綿毛）を口で吹いて飛ばして喜んでいます。

見てください！！　可愛いですよね～、もう何とも言えません（笑）








毎週タンポポを楽しみにしてるので庭の草を刈ることができませ～ん（笑）


まーいいか、この笑顔が見れるから草もいっぱい咲かそう。






それから家の掃除を始めると「一緒にやる～」と言ってモップを持って
一生懸命やってるつもり！！






ハイハイ、もう何をやってもかわいくて仕方がありません。


孫はほんとに可愛いです。
  

ここ2週間ぐらい図面を仕上げるのに忙しく、大好きなコーヒーの豆が切れて
禁断症状が起こりそうだった。（笑）



やっと仕事が落ち着いたので、いつものように仕事でお付き合いの
「大倉サッシ」の山城さんにコーヒー豆を電話で注文した。


山城さんは私がいつも買ってるコーヒー店の前を仕事でよく通ってると言うので、
「買ってきますよ」という言葉に甘えて豆を買ってきてもらっています。




ところが、ガガ～～ン！！


コーヒー店「ローリングビーンズ」の店長がサザンオールスターズのチケットを
運よく購入できたので、愛媛県まで奥さんと二人で見に行くため4日間店を
閉める というではないですか！！



店長も好きですね～～。



またモンモンとした4日間を過ごし、やっと昨日コーヒー豆が届きました。


仕事で長い付き合いのあいち設備工業の喜屋武さんも、私の事務所で
打ち合わせの度に飲むコーヒーのファンになって買いたいと言うので、
お互い800グラムずつ買いました。

これで2週間分です。






やっぱり焙煎したてのコーヒーは美味しいですね～、満足！！



山城さん、いつもありがとうございます。

  

宜野湾市のＵ邸の内部工事の続きです。



床材はチークを貼ります。　チークがいいです。

チークは固いし変形もほとんどしないので、チーク以外は使いません。


床は一生貼り替えしないのがいいので、チークが最適だと思っています。

ただチークはこげ茶色で、ナラ材の方が明るい茶色で好きなんだが、
ナラ材は貼る時期（特に梅雨時）によって変形したりするので、私は
使いません。

ひどい場合は床がボコッと盛り上がるくらい膨れることもあります。

床が変形したらとても住めないですよね。





写真を見てください。

チークの乱尺無塗装品を貼った様子です。





乱尺というのは同じ幅で長さがバラバラのことをいいます。

長さが違うものを貼ることで変形を押さえるという訳です。


5列ごとにごく僅か隙間をとってますよね。

これは万が一、チークが変形して伸びてもこの隙間で変形を押さえようと
大工がわざと空けて貼っているんです。

仕事はこんな工夫をしながら行われています。



それからなぜ無塗装品を使うか？

床材は一枚ずつ貼るのでどうしても0.1ミリぐらいの段差が出たりします。

無塗装品は貼った後に表面をサンドペーパーで研磨して、
その段差を全て削ってからウレタン塗装で仕上げるので、
床が一枚板みたいな感じですっきりします。

塗装品は表面を仕上げてあるので貼った時の段差がわからないようにと
板の両端をＶカット されています。

だから一枚ずつ貼っていったら一枚一枚にわずかなＶ状の溝ができます。

この溝が長い暮らしの中でホコリが溜まるので、これがいやで塗装品は
使わないのです。



下の写真はこの前住宅新聞に掲載された北谷のＴ邸の床の様子です。






長くなってしまってすみません・・・・・汗。
  

仕事の話を！！


宜野湾市のＵ邸、内部工事の様子をＵＰします。


1階の床組、はき出し窓の所は根太が2倍入ってますね。






これは人が出入りするところは他の場所より多く踏むので、大工が補強の
つもりで入れてあります。

こんなさりげない気持ちが大事ですね。



そして私は1階の床下は60センチぐらいと普通より深しています。

これは白アリ駆除の工事をするときに人がもぐれるようにしておくためです。

家は一生住みますので何事もメンテナンスができた方がいいですからね。



床がガタガタしないように大引をボルトで土間コンクリートに引っ張るのは
当たり前のことです。