建築アトリエ海のブログ

内部大工との打ち合わせ




初めての大工なのでお互い自己紹介し、さっそく打ち合わせに入ります。



まず図面を見ながら納まり（ディテール）の説明をする。


　●　壁・天井のシナベニヤの割付けと貼り方、目スカシの幅のこと
　　　壁・天井の目地を合わすこと
　　　壁の出隅の納まり

　●　幅木の納まり

　●　額縁の納まり

　●　カーテンボックスの納まり

　●　内部の壁は真壁ではなく大壁で、同面目スカシ仕上げでやること

　●　コンクリートと木の接点の納まり


等の説明をした。



大工が「廻り縁はどうしますか？」と説明した。
「廻り縁はありません」と言うと　「え～～？」という顔をした。
「和室もないんですか？」
と言うので
「和室もありません。全部底目地で仕上げてください」
と言ったらビックリした顔をしていた。

どうもこんな仕上げの仕事をしたことがないようだった。

大変な現場に入ったなーというような顔をしていた。


「私は基本的にシンプルに仕上げたいと思っている。
あまり余計なものは付けない。心配しないで、逆にこのような納まりの
方が仕事は簡単ですよ」

と言ったら、絶対そんなことはないだろうという顔をしている。


「分からないことがあったら気軽に現場監督に言ってください。
私がまわってきますから！！」

と言ったら

「できるだけ現場に廻ってきてください。よろしくお願いします」

と言われた。



これから内部工事のスタートである。